リミナルスペースとは?
リミナルという言葉には「境目」「境界」といった意味があります。リミナルスペースとは直訳で「境目の空間」「境界にある場所」といった感じです。
リミナルスペースに関しては定義があいまいでいろんな解釈がありますが、もともとは建築用語からきているようです。
ある場所から別の場所へと移動する際の境界となる、廊下や通路
何かをするための場所ではなく、それらの場所をつなぐ空間で、以下のような特徴があります。
- どことなく不気味な感じがする
- 明確に思い出せないが、見たことはある気がする
- 人がいてもおかしくない空間なのに、人がいない
TheBackroomsにおけるリミナルスペース
The Backroomsの世界では、”room”が文字通り部屋であることから、前述の「廊下や通路」の定義からは拡張されている感じがあります。その上で、バックルームの定義づけの例として以下のようなものが挙げられています。
- 屋内空間であること
- 実質無限の広がりがあること
- 繰り返し性があること
- リミナルスペースであること
- 空虚感、空っぽ感があること
上記項目はあくまで一例ですが、共通しているのは不気味さを感じさせる、不安感を助長させるという部分です。
最近のバックルームの動向
この定義づけに基づいてバックルーム(ウィキドットver.)の各レベルを採点したブログがありました。
この採点は、バックルームにレベル(階層)の概念が設定されて共同で編集できるようになってから、その本来の定義の重みは薄れつつあることを示しています。
以下の動画はその解説になっています。この動画に関しては、ひょっとしたら動画そのものよりもコメント欄の方が有意義かもしれません。いろいろな考えを持った方たちが書き込みをしてくれています。